【970904】

1997年製作
Hi8mmVIDEO撮影

カラー   NTSC VHS【販売終了】
製作   荒川雄介(HOMORO)
      高瀬篤人
      宅野祐介
      PRIME FACTOR
    

出演   西山直人(SHAMA)
      中辻正樹(HIHI)
      北村佳久(ATARO)
      荒川雄介(HOMORO)
      長岡清(ING)
      安藤健二(ANZ)
      山口和己(OKAMACHAN)
      岡村一平(BETOKON)
      荒木慶介(BABAO)
      平田聡
      紺野哲也(JAIAN)
      大村滋
      内貴隆輔(NAIKI)

      他多数

※製作年から相当日数が経過しておりますので
  一部ノイズ、聞きとりにくい箇所が御座いますが予めご了承下さいませ。

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SUNFLOWERオリジナルメンバーが出演している最後の作品。
今までは「撮って」
「撮るわ」
みたいな感じで撮影していた当ビデオ。

後にも先にも初の試みで出演者全員が集まって
【真剣なビデオ】を作る為の話し合いを行い、撮影に至った超思い出深い
ビデオ。(みんな本当に熱かったと今となっては思う)

話合いは相当モメてしまい、喧嘩になったり、一緒に滑らないってなったり
みんな本当に真剣が故、かなり衝突が増えたのもこの頃。
直感で「このメンバーでビデオを作れるもの最後かな...」
そう感じた僕を「製作費出してるホモロウが最後は決めろ」そう後押しして
くれたANZこと安藤氏のおかげで撮影へと漕ぎ付けた。

多分、他のメンツもこれが最後と薄々感じてたのかも知れないけども
少し前の衝突なんて無かった様に頑張ってくれたのも奇跡に近いと思う。

撮影期間は他作品が1年かけていたのにこの作品は実に半分の
半年で納得出来る素材が集まったのもみんなが【最後の一ふんばり】に
渾身の力を込めてくれたからだと思う。

ちなみにタイトルになっている【940904】だが
コレは、みんなで決めた【締め切り日】。つまり97年09月04日で
撮影を締め切ると決めた上で全員が09月04日に向かったのでこの
タイトルにした。
何故、09月04日ちゅう微妙な日取りなのか...ライダーのHIHIこと
中辻氏の誕生日だから...実は日取りにはあまり深い意味は無い。

誕生日を締め切りにされたHIHIはこの作品の為に他の誰よりも撮影に
執着し、締め切り日の前夜(つまり9月3日)に誰もがオマエには無理と
言われた某所のハンドレールにトライし、両足の靭帯を損傷、"こめかみ"に
穴を開けてまでそのハンドレールをメイク。
この過酷な撮影は仇となり、HIHIは約5年間スケートボードから降りてしまっ
た...。
(そのシーンは全てこのビデオに収まっているので観て頂きたい)

ほぼ奇跡に近い状態で素材が集まった所で

某大型アパレルブランドのデザイナーのイメージビデオなどを
手がけた経緯を持つゆわばプロの映像作家集団
【PRIME FACTOR】の面々が
SUNFLOWERの荒削りな"素”の映像に多大な理解を示してくれ
エフェクトシーン全般の編集をお願い出来る事になった。

数回の話し合いの結果
今一度原点に帰って"京都ぽさ"を追求する造りで一致し
1作目の"カーセックス出来る"なんて青い理由ではなく
真剣にロケハンを行い、オープニング映像の撮影へと
移った。

当時流行の手法ではあったが、一台のカメラ(目線)で
ありとあらゆる場所へ移動すると言うコンセプトで絵コンテを書き
出来上がったのが【970904】のオープニング映像。

今現在は消滅したが
当時世界的に京都の恥として有名だった
"ハゲ山"をパラ○ウントピクチャーズに似せて始まり
祇園や伏見稲荷、再び祇園の通称"ハーモニカ横丁"を
抜けるとお寺へと移動し最後は五重の塔へと移る僕のイメージを
恐ろしく忠実にPRIME FACTORの面々は映像化してくれた。
ちなみにお寺の鐘の音は合成で、違うお寺の鐘の音。

また、各ライダーのトップ画面にも京都らしい場所にベタに
鉢植えのヒマワリを置いて撮影。
今現在では廃止となった路面電車が写っていたり、金閣寺での撮影では
三脚を使っての撮影が禁止されているのを知らず(てか看板を読んでなかった)
事務所に連れて行かれたり…。
あまりに短いスパンの撮影期間で、間に合わなかったテープを
届ける最中に車を大破したジャイアン…。

とにもかくにも
スケート以外の映像にも沢山の思い入れがあり
オリジナルおメンバーで作った最後の1本。

 

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