ISSEI TRANCE INTERVIEW

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ISSEI プロフィール
ISSEI SKATE PHOTO


僕は出版関係の人間でも企画屋みたいな人間でも無い。

マスコミ

そう総称されるこの分野はハッキリ言うとあまり好きでない。

結局主体は東で
情報の流通は全て東発信的なノリが虫唾が走る位嫌い。
特に西の京都の人間だからなのかもしれないけども
「そうだ京都に行こう」みたいなキャッチを外部から
発信して、京都ブームまでも外部の人間が作ってやってる感が
鬼の様にムカつく。
まぁ、ほっといても観光客が来るから他府県で宣伝
しておいて下さいみたいな京都市の愚弄さも嫌いだけども…。

これからの季節、京都の街は年間で最も多くの観光客で溢れかえる。

何故か?
紅葉で彩られた雅の街が最も奇麗になると
国内外全ての【外部】メディアがそう発信するから。
確かに紅葉するとされるこの月は連休もあり
連休を利用して気軽に京都に行ける感がある。
そして一番綺麗な紅葉が見れる様な気がする。
が、京都に30年以上住んでる僕が断言する
地球的規模の温暖化も重なり
観光客が溢れ返るその季節は全然紅葉はマックスに達してない。
なのに何故京都には観光客が溢れるか?
ただ連休が多くあって多くの客が一気に確保し易いから
観光会社が無理やりその時期を【シーズン】として
発信してるから。

それは都合で創られたシーズンに操られてるだけであって
本当に綺麗な京都なんて見れもしない。
住んでる僕らからしたら通常30分で行ける道が渋滞で
3時間以上かかるし、観光地に家がある子の中には
あまりの観光客の多さで作られたシーズン内は自分の家に
帰れない子もいる。
20年以上前のお話で今はないだろうけど
僕の親戚も有名な観光地のすぐ近くに住んでいた。
当時その観光地にはトイレなどの設備が整ってなくて
知らない人が勝手に親戚の家に上がって半泣きでクソしてる
ってことも1度や2度でないとその当時に嘆いていた。
不用心な親戚も問題あるし、クソ垂れそうな気持は
親戚も理解出来たみたいでポリには突き出してなかった
らしいけども…。

昔の話まで出して恐縮だけども
マスコミに操られた人達の半ば狂気ともとれる。

創られた観光シーズンが終わると
京都は静けさを取り戻して本当に30回以上見ても
溜息が漏れる様な紅葉マックスを迎える。

ちょうど紅葉したモミジが徐々に散り始めて川に落ちて
何てない路地の名前も無い様なドブ川の水面まで真っ赤になる
薄手のジャケットを羽織る程度の温度で
ただスケートの合間の数十分でも特段
観光地に行かなくても恐ろしく”ゆっくり”と
アカデミー賞のレッドカーペットの様に変身した
ドブ川いや、京都の紅葉を楽しめる。

ただその季節、マスコミはクリスマスのイルミネート情報を
懲りもせず垂れ流している時期になってしまっている…。

これだけネットやブログ(このホームページもネットだけど)
が進化して発言の自由さが倍増しても、僕みたいなシケた事を書くのは
非常識、はたまたタブーみたいな風潮はあると思う。

前置きが鬼の様に長くなったけどもWEB担当のOKAMOからは
電話で「劇長い文章」と司令されているから続ける。

つまり、一般的なメディアは真実は伝える事によって利潤を産まないの
あれば無理くりでも暗示をかけて
他人の家でクソまでさせてしまう様な状況をも作ってしまってる。


森中一誠

 

その点、スケートボード(ここでやっとスケートの話題になります)に
関しては商品を販売促進する以外は
シーズンも利潤も無いから真実、本当に旬なモノを情報として
伝える事が可能だと思う。

ただ、サラっと流したけども利潤が産まれにくいが故に
なかなか情熱だけではメディアに載せるだけの余力がない。
自由であるがお金を湯水の様に使う事は許されない。

に、東ではないここ京都の情報を伝えるとなると
それなりの経費がかさむが故に悲しいかなスケートボードは
冒頭とは違った意味で東発信の話題で抑えるしかない

このジレンマには幾度となく突き当たった。
に、これだけネットで写真や動画を公開出来る
時代にそこに固守する必要も無い…。

でも、僕が10代の頃、今程では無くとも
ネットはあった。けどもやっぱり雑誌には載りたかった
載れば嬉しかった。

書店に入る...。ウンコしたくなる紙とインクの臭い…
「自分が載ってる本は・・・」そう思って探して
見つけてその本を棚の一番前に出す…。
全然知らない人が書店でその雑誌を手にしてパラパラめくってる
興奮するスチュレーション…。立ち読みしてる人がギャルだったら
勃起もんである。
ネットはそういったライブ感は感じれない
創られた情報を垂れ流すメディアであっても
やっぱりそのライブ感は紙の媒体であるからこその興奮と思う。


森中一誠

 

アイドルでもアーティストでもないけどもスケートボードの世界は
未成熟であるが故にそんな興奮を味わえる機会の可能性が
他のスポーツに比べれば圧倒的に高い。


そしてその情報は創られた情報では無く一番旬で
真実に近い記述が多くされている…。
ヤバい、クオリティーの高いエロを送れば採用になる
投稿写真に近いリアリズムがある。
読者は作られたエロはすぐに見抜くだろし
スケートもメイクしてない写真は見れば分かる。

前にブログでは書いたけども
最近はデジタル機器の進化で道具さえ揃えば
【撮影】と称した空間は案外簡単に素人でも作れる時代になった。
ただ...「どこで見せるねん」状態。
やっぱりもっとアナログに基本に帰って
書店で味わう“アノ興奮”を片田舎の京都の若い子にも味わって欲しい。

その思いが誰よりも強かったのは
意外にも僕では無く、京都出身で現在は東京在住の
オリジナルSUNFLOWERメンバーのShamaこと西山直人。

SHAMA

http://ontheroadnetwork.com/


彼は独学で写真を学び、小さい世界ではあるものの
スケートフォトグラファーとしてそれなりに名前の通った
存在になっている。

地元であるが故に愛着があるのもあるだろうけども
Shamaはわざわざ東京から事ある度に
ここ京都に足を運び執拗に地元の若手をピックアップし
自身の地元でカメラを向けた。

良い意味で完璧主義、悪く言うとしつこいShamaの
難度の高い要求に答える事の出来るスケーターは
ここ京都では非常に少ない。
怪我で…仕事で…様々な理由で数少ないスケーターは
更に少なくなり
最終的にただ何も考えてないガキだけが残った。

森中一誠

森中一誠

 

現在SUNFLOWERのライダーとして所属はして
いるが、僕は何もしてやれないから
ほったらかしにしている。


に、このガキだけSUNFLOWERだからといって
昔のよしみでShamaに「撮ってやって」
などと甘えた事を言うのも嫌だったので
もし甘えさせてやれるならあえてイッセイが
苦しむであろうスポットばかりをセッティングして
Shamaに「もんで(しごいて)やって」そう言う役に徹した。

非常に厳しいが、Shama、僕双方は
「スケーターは誰でも良い。このスポットが綺麗なだけ」
とイッセイと良い意味で罵った。
平成2年産まれのルーキーはこの隠顕な昭和の
言葉詰りの意味すら分からず
淡々とShamaの出す無理難題を答えるに徹した。
Shamaは上がった写真をモニターに映し出し

「まぁイケるんちゃう」

実に昭和的な下げ荒んだへりくだった言葉を
イッセイに浴びせるが

当の本人イッセイから発せられる言葉は

「天才っす」

カメラマンの腕が天才なのか、はたまた自画自賛なのか
それすら分からず。

眉をしそめて
「アラちゃん(僕の事)若手の教育頼むで…」
そう言い残しShamaは東京へと帰って行った。

森中一誠

 

それから数カ月たったある日
Shamaから連絡が入り
イッセイにはまだ伝えたらイチビリ(いきがり)よるから
内緒で…と前置きの後
例の写真がスケートボード専門誌
【トランスワールド】で最終候補まで残っているとの報告をもらった。

イッセイには言えないが正直嬉しかった。

まだまだガキで全国レベルまでのスキルもないし
スケーター云々よりも選んだスポットが良かった感は否めないけども
ここ片田舎京都からゆわゆる若手で
写真が評価されたのは数年ぶりの快挙だと思う。

話はトントン拍子に進み、トランスワールドの
インタビュー(電話だけども)まで行って採用はほぼ確定と実感した。

Shamaが身銭を切って京都に出向き、トランスワールドに
片田舎のガキの写真を売り込んでくれたのが最も大きな功績とは
思うけども、捏造されたご都合主義の紅葉情報の様な
評価では無く、ただ”キレイ”だけでも
その写真、空間を正当に評価し、旬の状態で紙の媒体に載せて
くれたのは更にボスである僕は久々に嬉しかった。

photo:SHAMA
http://ontheroadnetwork.com/

東では恐らく
この様な交渉や売り込みが多少なりとも簡単でケアする環境が
それなりに整ってはいるとは思うけども
ここ京都では悲しいかなその様な状態では無い。
なので嬉しさは大きいかった。

森中一誠

 

イッセイの写真が載ったトランスワールドが書店に並んだ
その日。
嬉しくってイッセイに”何か"してやりたくって仕方なかった
WEB,PHOTO担当のOKAMO、

イッセイまで及ばず白黒切手サイズだったものの
同じ号に写真が掲載された井上”マッスル”敦之
と【追加インタビュー】なるもの
を企画し、実験的にお遊びインタビューを僕の家で
やってやる事になった。

ちなみにマッスルは”全国デビュー”のパーティーと勝手に称して
スーツで僕の家に来た。

アフロのカツラとかレーザーラモンの格好してとか
ドンキでそろえたモノでウケ狙いするよりは
正装で来るってのは僕は好みのラインではあったけども...。

森中一誠

 

さて肝心のお遊びインタビューだけど
46分テープの約39分はまだ10代のイッセイの
赤裸々な性についての質問だったので使えるところなんて
ないのだけど少しお伝えしたいと思う(誰も読まないだろうけど...)

マッスル(以下M) 名前は?


イッセイ(以下I) 森中一誠ッス


M 女の好みは?


I パヒュームの...


M お前え~わ。俺は内田有紀。
最近またエロなりよったわ~
ジュンが色々教えよったんやろなぁ~


I ジュン君(中島潤)アメリカ行ってるらしいッスよ  → http://www.4sightsf.com/


M そのジュンちゃうわ(怒)北の国からってドラマが
あってやな....

 

I あ、僕多分生まれてないんで観てないし知らないッス。


M .....

M お前、童貞け?


I ●▲で、一応●▲な流れで●▲な感じッス


M ませてるな


I 普通ッス。


M ファーストキッスの相手の下の名前言えや


I ●▲×ちゃんッス


M 場所は?


I 夏祭りッス。お寺の境内ッス。


M お前、ちゃんと毎日●コってるけ?


I まぁ人並みにシ▲ってるッス。

M ズ●ネタがパヒュームなんけ?!


I パヒュームを●リネタとか
そう言う対象で見てもらうんは困るッス(怒)


M ご、ごめん ホンマにパヒューム好きなんやなぁ


I 好きッス YOUTUBEでパヒュームの萌える映像観ます?


M いや...別に...

I (既にYOUTUBEを開いて)ここッス ここが良い感じッス....萌えッス…

(以下30分以上パヒュームの話題)

小型のレコーダーから流れて来るアホとアホのぶつかり合いの
会話を夜中にテキスト化してると病みそうなんでここらで
インタビューのテキスト化は止めます….。

とにかく、SUNFLOWERからイッセイにはチームライダーとして
の功績を認め、ホットなDVD2枚、同じくホットな本1冊
が授与された。「まぁ...有り難う御座います」みたいな
興味無さげな、オッサンに同調してやってる
みたいな顔をしつつイッセイは3ホットを
しっかり握りしめてお家へと帰って行った。

奇しくも同じ号で外国のブランドのサポートライダーに
決定した日本人スケーターの伊藤さんのインタビューの中に
写真1枚の掲載でその月”イケ"るみたいな記述があった。
ドルで支払われるであろう給料で円高が進み
株価もヘロヘロなこの情勢で
ここ日本で”イケ”るって事はアメリカのスケート業界の
キャパシティーの大きさと底力を実感した。

悲しいかな片田舎京都ではギャランティーで
その夜に違う意味で”イ”っちゃうしか出来ない。
でもそれで良いと僕は思っている。
嘘の情報でも無く、作られてもしてなく
非常に旬の
全く無名のパヒュームしか頭にない様な
ガキでも正当に評価してくれた環境が何年かぶりに
作れた事はここ京都スケート界では大きな前進であり
何がしらの可能性が産まれた瞬間であったと思う。

結果的に10畳にも満たないボロアパートで
テープレコーダー片手にホームパーティーしかしてやれ
なかったけども、OKAMOがお祝いに買って来たカップケーキに
刺さった1本の仏壇用のローソクが京都のルーキースケーター活躍
元年のアイコンになると信じてこの文章を終わりたいと思う。

カメラマンのShama、トランスワールドの今井編集長、
スーツのマッスル、そしてこんなしょ~もない長い文章を
寝ずにサイトにアップしてくれたOKAMO その他皆様
有難う御座いました。

間違いなくここまで読んでる人いないと思うけども
お付き合い有り難う御座いました。

homoro

okamo

 


森中一誠

 

長文読みましたー☆

何か読んでたら、いろいろあったなーと思いました!
最初ホモローさんから「次のトランスワールド載れるかもしれへんぞ!!
載ったらギャルからモテモテよぞ!!ちゃんとチ○コ洗っとけよ!!」って言われました。

あのいつも見てるトランスワールドに載れる事に凄い感動しました!!
しかも片面全部って聞いた時、え?マジ?ヤバ!!!!って感じでした。

本当にカメラマンのシャマ君やサンフラワーのボスのホモローさん他、周りの方々、感謝です!!!!

トランス出るまでモテまくりの妄想しまくりました(笑)
トランスワールド発売して、しばらく何日か建ってますが女の子からは全くっすね!!!!!!!

ヘビーローテーションの音楽の所にperfume曲全てって書いた事により、perfumeがトランスを見て、
「この人perfumeの事を書いてくれとるけ!!この人武道館ライブ{11月6.7日}に招待しようや!!!{広島弁}」
的な妄想は今もしています。

まあ招待されなくても、武道館行きますけどね!!!チケット手に入るかどうか……。

あ!!話がそっちにいってました。


えーっと、ホモローさんの家で開かれたパーティー面白かったです!!!!

ずっと前にホモローさんの家に遊びに行った時は、マッスル君がいきなり全裸だったんですが、今回はマッスル君がスーツにサングラス、髪の毛はムースで固まっていてビックリしました!

トランス乗った祝いにホットな本やホットなDVDとか、オカモ君からは、でっかいローソク付きケーキもらいました!!
あのローソクはスケートワックスとして使わしてもらっています。

プレゼントいろいろと、ありがとうございました。

森中一誠

 

森中一誠



 

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